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2018年7月30日

2016-2017年度事業『アジア太平洋地域における無形文化遺産と災害リスクマネジメントに関する予備調査』報告書の公開

IRCIの研究事業『アジア太平洋地域における無形文化遺産と災害リスクマネジメントに関する予備調査』(2016-2017年度)の報告書(英語のみ)を公開します。

報告書には、事業活動のまとめ、2016年度に開催したワーキンググループ会合の記録、2017年にバヌアツ・フィリピン・フィジー・ベトナム・ミャンマーの研究者や機関と協力して実施した、自然災害に関連する無形文化遺産の現状を把握する調査の事例報告が収録されています。

2年間の予備調査では、1)自然災害による無形文化遺産へのインパクトを理解するとともに、2)災害リスクマネジメント(防災)に有効な無形文化遺産の役割についても注目してきました。アジア太平洋地域の様々な研究者や研究機関の積極的な協力が得られたことで、事業は大きな成功を収めることができました。またこの事業は、IRCIとしては初めての、無形文化遺産領域と災害リスクマネジメント領域を関連付ける試みでもありました。こうした様々な課題は、2018年12月7-9日に仙台で開催予定の『アジア太平洋の無形文化遺産と自然災害に関する地域ワークショップ』のなかで、更に議論を深める予定です。

※画像をクリックするとPDF版がダウンロードできます。

  • 'Preliminary Research on ICH Safeguarding and Disaster Risk Management in the Asia-Pacific Region: Project Report for FY 2016-2017' (14.4MB)

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