研究プロジェクト

自然災害

2023年3月14日

インドネシアを訪問しました(2023年1月5日~17日)

「無形文化遺産保護と災害リスクマネジメントに関する調査研究」事業(2020-2023年度)では、現在アジア太平洋地域の7か国で現地調査を進めています。このうち、インドネシアにおける現地調査について、アソシエイトフェローの岡部政美が2023年1月5日から17日の日程で現地を訪問し、事業の進捗状況の確認と今後の進め方について意見交換をしました。 現地協力機関のRedR(災害時の支援を行うNGO)はジャワ島中部のジョクジャカルタ特別州にあり、大衆演劇クトプラ(ketprak)や伝統歌謡、影絵芝居などの…

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2022年10月13日

「無形文化遺産保護と災害リスクマネジメントに関する調査研究」事業で地域ワークショップを開催しました(2022年8月5日、9月7日)

2022年8月5日、9月7日の両日、「無形文化遺産保護と災害リスクマネジメントに関する調査研究」事業において、オンラインの地域ワークショップを開催しました。ワークショプには、本事業に協力するアジア太平洋地域7か国(インドネシア、バヌアツ、バングラディシュ、フィジー、フィリピン、ベトナム、モンゴル)の研究者が参加し、彼らが昨年度取り組んだ調査結果を踏まえ、活発な議論を行いました。 8月5日のセッションでは、無形文化遺産をいかに災害から守るかをテーマに、各国の参加者が、自国の無形文化遺産が抱える災害…

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2021年12月27日

新型コロナ感染症の無形文化遺産への影響についての質問票調査

IRCIでは新型コロナウイルス感染症の影響を受けた無形文化遺産についての質問票調査を実施しております。この質問票調査は無形文化遺産の実践者や関連コミュニティ、また特定の無形文化遺産の研究者など、無形文化遺産にかかわる個人や組織、団体等を対象としております。この調査にご協力いただける方は、下記URLより質問票に進み、ご意見をお寄せください。また、他に協力いただけそうな方がいらっしゃいましたら、ぜひご案内いただきますようお願いいたします。   質問票は7つのセクションで構成されており、コロ…

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2019年4月1日

「アジア太平洋の無形文化遺産と自然災害に関する地域ワークショップ」プロシーディングスの公開

IRCIが2018年12月7-9日に仙台で開催した「アジア太平洋の無形文化遺産と自然災害に関する地域ワークショップ」のプロシーディングスを公開します(英語版のみ)。 このプロシーディングスには、3日間にわたる議論をまとめるとともに、参加者による報告を収録しています。以下の目次より、タイトル毎にダウンロードいただけます。 ※末尾の画像をクリックすると全体のPDF版をダウンロードできます。 [CONTENTS]  Preface (Wataru Iwamoto) Introduction to th…

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2019年3月29日

「無形文化遺産を災害から保護し防災に活用するための声明および提言」(日本語訳)の公開

IRCIでは2018年12月7日~9日の3日間、仙台にて、国際研究ワークショップ「アジア太平洋の無形文化遺産と自然災害に関する地域ワークショップ」を開催しました。ワークショップではアジア太平洋各地から集まった無形文化遺産研究者、博物館関係者、および災害研究者等により、災害による無形文化遺産への影響や、無形文化遺産を災害リスクマネジメントに活用する可能性などについて議論しました。そこで無形文化遺産領域における調査研究や実践的取組み、また防災領域との協働の必要性および重要性が強く認識されたことを踏ま…

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2018年12月20日

アジア太平洋の無形文化遺産と自然災害に関する地域ワークショップ を仙台にて開催

IRCIは、2018年12月7日(金)~9日(日)の3日間、仙台国際センター及び宮城県女川町にて、東京文化財研究所との共催、東北大学東北アジア研究センターの協力により、アジア太平洋の無形文化遺産と自然災害に関する地域ワークショップを開催しました。 ワークショップではミャンマー、ベトナム、フィリピン、ネパール、フィジー、バヌアツ、バングラデシュ、インドネシア、日本などアジア太平洋各国からの17名の参加者が事例や無形文化遺産保護の課題について報告を行ったのに加え、ラテンアメリカのカテゴリー2センター…

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2018年10月29日

2018年12月7日~9日 アジア太平洋の無形文化遺産と自然災害に関する地域ワークショップ 開催のお知らせ

IRCIは、2018年12月7日(金)~12月9日(日)の3日間、仙台国際センター及び宮城県女川町にて、東京文化財研究所との共催、東北大学東北アジア研究センターの協力により、アジア太平洋の無形文化遺産と自然災害に関する地域ワークショップを下記のとおり開催いたします。   1 趣旨 近年、国内的にも国際的にも文化遺産防災への関心が高まっています。しかし国際的な関心の多くは有形の文化遺産に集中しており、無形文化遺産への影響についてはあまり議論が進んでいません。IRCIでは2016‐2017…

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2018年7月30日

2016-2017年度事業『アジア太平洋地域における無形文化遺産と災害リスクマネジメントに関する予備調査』報告書の公開

IRCIの研究事業『アジア太平洋地域における無形文化遺産と災害リスクマネジメントに関する予備調査』(2016-2017年度)の報告書(英語のみ)を公開します。 報告書には、事業活動のまとめ、2016年度に開催したワーキンググループ会合の記録、2017年にバヌアツ・フィリピン・フィジー・ベトナム・ミャンマーの研究者や機関と協力して実施した、自然災害に関連する無形文化遺産の現状を把握する調査の事例報告が収録されています。 2年間の予備調査では、1)自然災害による無形文化遺産へのインパクトを理解すると…

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2017年3月31日

自然災害事業でのミャンマー予備調査

IRCI事業「アジア太平洋地域における無形文化遺産保護と災害リスクマネジメントに関する予備調査」初年度の活動の一環として、IRCIは児玉茂昭氏(国立民族学博物館プロジェクト研究員)およびメレディス・ウィルソン氏(ステップワイス・ヘリテージ・アンド・ツーリズムの2名の研究者をミャンマーに派遣しました。 2017年3月13-17日の短い日程のなか、両名はバガン、インレー湖、マンダレー、ヤンゴンを訪問し、文化や災害マネジメント関連の現地研究者や政府関係者、その他様々な機関の専門家等に会い、意見交換を行…

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2017年3月2日

自然災害事業でのマーシャル諸島予備調査

2017年2月13~17日、野嶋洋子アソシエイトフェロー(IRCI)およびフイ・グエン氏(Institute for Social and Environmental Transition (ISET) –Vietnam)の2名で構成されるIRCIの調査チームが、「アジア太平洋地域の無形文化遺産保護と災害リスクマネジメントに関する予備調査」事業のため、マーシャル諸島共和国の首都マジュロを訪問しました。 本事業では、IRCIは調査対象地域を太平洋諸島にまで広げており、このマーシャル諸島訪問は、昨年…

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2017年2月14日

「アジア太平洋地域の無形文化遺産保護と災害リスクマネジメントに関する予備調査」事業ワーキンググループ国際会合の開催

IRCIは2017年1月30日、東京国立博物館にて「アジア太平洋地域の無形文化遺産保護と災害リスクマネジメントに関する予備調査」事業のワーキンググループ国際会合を開催しました。 今年度、IRCIでは今後の事業活動や多様なアプローチの可能性を探ることを目的に、災害研究に関連する領域の専門家を招き、ワーキンググループ会合を開催してきました。本会合はその第3回の会合として企画されました。今年度の活動をまとめ、アジア太平洋という広い視点から意見交換を行うことを視野に、今回は、アジア太平洋地域から文化、遺…

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2017年1月25日

IRCI連携研究員制度の発足

2017年1月1日より、IRCIの研究体制充実及び他機関との連携の強化のため、連携研究員制度が発足しました。本制度は、IRCIの研究事業に連携協力するために併任された国立文化財機構の研究員がIRCI連携研究員の名称を用いて、研究活動を行うものです。 その第一号として、東京文化財研究所無形文化遺産部の石村智音声映像記録研究室長が併任発令されました。石村室長はこれまでも「アジア太平洋地域における無形文化遺産保護と災害リスクマネジメントに関する予備調査」にご協力いただいておりましたが、今後はIRCI連…

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2017年1月12日

自然災害事業でのベトナム予備調査

2016年12月14~20日、野嶋洋子アソシエイトフェロー(IRCI)および久保田裕道無形民俗文化財研究室長(東京文化財研究所)の2名で構成されるIRCIの調査チームは、新事業「アジア太平洋地域の無形文化遺産保護と災害リスクマネジメントに関する予備調査」のためベトナムを訪問しました。 調査チームは、ハノイ、フエ、ホイアンにおいて、災害リスクマネジメント及び文化遺産領域で活動する様々な研究機関や研究者を訪問し、一連のミーティングを通じてベトナムにおける災害リスクマネジメントの現状及びその文脈での無…

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2016年11月21日

「アジア太平洋地域の無形文化遺産保護と災害リスクマネジメントに関する予備調査」事業にて第2回ワーキンググループ会合開催

2016年11月11日、IRCIは東京文化財研究所にて「アジア太平洋地域の無形文化遺産保護と災害リスクマネジメントに関する予備調査」事業の第2回ワークンググループ会合を開催しました。この会合では、様々な学問領域から災害研究に携わる外部専門家を招き、事業発展の可能性やアプローチについて意見交換を行うことを目的としています。第2回会合には、国立民族学博物館の林勲男准教授を話題提供者として招き、「災害文化と無形文化遺産の継承」のタイトルでご報告いただきました。本会合には、岩本渉所長(IRCI)、山梨絵…

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2016年11月21日

自然災害事業でのバヌアツ・フィジー予備調査

IRCIでは2016年4月より、新規事業「アジア太平洋地域の無形文化遺産保護と災害リスクマネジメントに関する予備調査」を実施しています。この事業の一環として、対象地域における災害リスクマネジメント及びその文脈での無形文化遺産の現状を把握することを目的として、10月下旬、IRCIの調査チームがバヌアツとフィジーを訪問しました。 バヌアツへは、野嶋洋子アソシエイトフェロー(IRCI)およびメレディス・ウィルソン氏(ステップワイス・ヘリテージ・アンド・ツーリズム、オーストラリア)の2名がIRCIより派…

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2016年7月27日

無形文化遺産と自然災害に焦点をあてた新規事業の始動

第4回運営理事会の決定に基づき新たな中期計画(2016-2020年度)が採択され、事業活動の柱のひとつとして「無形文化遺産保護と災害リスクマネジメント」が掲げられました。これを踏まえIRCIでは、この新たな領域に取り組むための第一段階として、今年度4月より新規事業「アジア太平洋地域における無形文化遺産保護と災害リスクマネジメントに関する予備調査」を立ち上げ、東京文化財研究所の無形文化遺産部との連携により、事業を効果的に進めています。 事業初年度となる今年は、アジア太平洋地域における災害リスクマネ…

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