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2023年10月5日

ウズベキスタンで開催された国際会議「有形と無形の文化遺産の調和」に参加しました

2023年9月9日、ウズベキスタン文化芸術推進センター(Umrboqiy Merosセンター)およびブハラ州立大学、中央アジア国際研究機構(IICAS)が共催した国際学術・実践会議「有形と無形の文化遺産の調和(Harmony of Tangible and Intangible Cultural Heritage)」に参加しました。ウズベキスタンのブハラ市で開催された本会議は、有形と無形双方の文化遺産保護の課題や統合的保護の手法、公的機関の役割等について議論する場でした。 IRCIは本会議にオンライン参加し、その調査研究事業や中央アジア各国との連携について紹介した上で、本会議のテーマと関連する「無形文化遺産の持続可能な開発への貢献に関する研究-持続可能なまちづくりと無形文化遺産」事業で実施している現地調査を中心に、有形と無形文化遺産の統合的な保護への取り組みについて報告しました。全体討論では、現地の参加者からIRCIとウズベキスタンとの協力について複数の質問があがり、文化遺産保護のための国際協力への高い関心がうかがえました。 IRCIでは、2022年度から「無形文化遺産保護のための持続的研究情報収集:中央アジアと小島嶼開発途上国(SIDS)を中心に」事業においてUmrboqiy Merosセンターと協力し、ウズベキスタンの無形文化遺産に関する研究情報を収集しています。今回の国際会議は、本事業における情報共有のためのワークショップの一環でもあり、中央アジアの無形文化遺産研究に携わる多くの研究者が出席した本会議は、協力機関であるUmrboqiy Merosセンターが無形文化遺産関連の最新の研究情報を収集するのに大きく役立ちました。また、IRCIにとってはこの地域の無形文化遺産保護の現状を把握し、ウズベキスタンの研究者や関連機関との連携関係をさらに深める良い機会となりました。

  • 会場の参加者の様子(ブハラ州立大学) ©ウズベキスタン文化芸術推進センター(Umrboqiy Merosセンター)

  • アソシエイトフェロー于楽がオンライン参加しIRCIの研究事業および中央アジアとの協力を紹介する様子 ©ウズベキスタン文化芸術推進センター(Umrboqiy Merosセンター)

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