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2022年1月28日

「アジア太平洋地域における無形文化遺産保護のための持続的研究情報収集」事業において地域ワークショップを開催しました(2022年1月21日、オンライン)

2022年1月21日、「アジア太平洋地域における無形文化遺産保護のための持続的研究情報収集」事業において、地域ワークショップを開催しました。

IRCIでは2014年から無形文化遺産保護に資する研究の促進を目的として、無形文化遺産およびその保護に関する研究情報を収集し、IRCI 研究データベース上で公開しています。本データベースを効果的に更新していくため、アジアの研究機関と連携した新たな情報収集の仕組みをつくり、2019年より本事業を実施してきました。

この地域ワークショップは、2019年以降の情報収集活動を総括することを目的に開催しました。インドネシアのガジャマダ大学、マレーシアのマラヤ大学、ベトナムのベトナム国立文化芸術研究院(VICAS)、フィリピンのフィリピン大学ディリマン校、タイのシーナカリンウィロート大学、キルギスのアイギネ文化研究センターの6つの研究協力機関が、各国における情報収集活動の概要と成果について発表を行いました。

総合討論では、現在の情報収集における課題とその解決策、研究情報を収集するメリット、IRCI研究データベースの活用などについて議論するとともに、次年度以降の研究情報収集に関する提言等の意見もとりまとめました。本ワークショップは東南アジアを中心とする参加者間で各国の情報を共有し、無形文化遺産分野の研究動向を把握する良い機会となりました。

なお、本事業で収集した研究情報は、2022年3月末までにIRCI研究データベースに追加し、一般に公開する予定です。また、3年間の情報収集活動の内容をまとめた事業報告書についても、3月に出版予定です。

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