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2025年9月18日
「無形文化遺産と生態系に関する予備調査」第1回ワーキンググループ会合を開催 (2025年9月3日)
「無形文化遺産と生態系に関する予備調査」事業の一環として、第1回ワーキンググループ会合を2025年9月3日に開催しました。話題提供者として、追手門学院大学准教授である北村健二氏をお招きし、「里山里海保全と地域コミュニティ~日本(能登)の事例から考える」をテーマにお話しいただきました。
国内外の里山里海、ユネスコエコパーク、世界農業遺産などに関する研究動向に加え、地域との協働、アクションリサーチ、参加型・質的評価手法の活用について活発な議論が行われ、特に、環境を適切に活用・保全するためには多様な利害関係が絡む中での制度・枠組み作りが必要であることが改めて認識できました。また、無形文化遺産が地域の自然環境の持続可能性に向けて果たす役割や可能性についても新たな視点を得る有意義な機会となりました。
IRCIでは今後も本事業に関連する研究分野の専門家を招聘し、ワーキンググループ会合を実施予定です。


第1回ワーキンググループ会合の様子 (2025年9月3日 IRCIにて)