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2021年11月9日

IRCI研究者フォーラムが開催されました

2021年10月29日(金)、アジア太平洋地域における無形⽂化遺産保護に関するIRCI研究者フォーラム「無形⽂化遺産研究の進展と課題—持続可能な未来に向けて—」が、オンライン(Zoomウェビナー)にて開催されました。

本研究者フォーラムでは、国内及び海外から10名の専門家が集まり、無形文化遺産保護に関する研究について様々な観点から報告を行い、現在の無形文化遺産研究の動向、今後の課題について、活発な議論を交わしました。

フォーラムは、文化庁長官 都倉俊一氏の挨拶、堺市長 永藤英機氏、IRCI名誉顧問 松浦晃一郎氏のIRCI創設10周年への祝辞によって開始し、セッション1では、IRCIのこれまでの事業にも言及しながら、無形文化遺産研究の過去10年を振り返る報告が行われ、セッション2では、最近の無形文化遺産研究の動向や課題について、ユネスコの視点も交えて議論されました。

各セッションの発表者およびファシリテーター全員が参加したパネルディスカッションでは、研究成果のコミュニティおよび無形文化遺産保護の実践への還元、無形文化遺産と持続可能な発展と商業化の課題、気候変動や新型コロナウィルス感染症の流行といった現在世界で起こっている変化への適応など、様々な角度から、今後の無形文化遺産の保護とそのための研究のあり方について議論されました。

本研究者フォーラムには、日本をはじめミャンマー、ネパール、韓国、中国、インドネシア、フィリピン、キルギスなどアジア太平洋地域を中心とする21か国より95名の研究者や無形文化遺産関係者がオンライン参加しました。

2022年3月には、このフォーラムの成果をまとめたプロシーディングスを出版する予定です。

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