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2023年3月14日

インドネシアを訪問しました(2023年1月5日~17日)

「無形文化遺産保護と災害リスクマネジメントに関する調査研究」事業(2020-2023年度)では、現在アジア太平洋地域の7か国で現地調査を進めています。このうち、インドネシアにおける現地調査について、アソシエイトフェローの岡部政美が2023年1月5日から17日の日程で現地を訪問し、事業の進捗状況の確認と今後の進め方について意見交換をしました。

現地協力機関のRedR(災害時の支援を行うNGO)はジャワ島中部のジョクジャカルタ特別州にあり、大衆演劇クトプラ(ketprak)や伝統歌謡、影絵芝居などの芸能グループと、子供のための芸能グループを対象として、無形文化遺産を防災・減災に活用する方法について調査を進めています。いずれも2006年のジャワ島中部地震で大きな被害が出たバントゥール県にあります。今回の現地訪問のなかで、岡部はRedR事務所で代表のBenny氏をはじめ調査担当者等と会い、調査の進捗状況と今後の調査について話し合いました。また彼らが調査対象とする両グループを訪問し、活動状況等について聞き取りを行いました。

両グループともインドネシアの伝統的慣習であるゴトン・ロヨン(相互扶助)が強く、RedRによる調査のなかでも、これを災害リスク軽減のための行動計画に活かすことを課題としています。

また今回の訪問にあわせ、IRCIと長く協力関係があり、現在も「新型コロナ感染症の無形文化遺産への影響に関する調査研究」事業で協力しているガジャマダ大学のMahirta氏を訪問し、上記調査の進捗状況を確認するとともに、今後の協力関係の継続についても確認しました。彼女の調査地も訪問し、バティック制作の様子を視察しました。

 

  • Mahirta氏訪問の様子

  • RedRでの会議の様子

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