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2024年4月8日

マレーシア・ペナン州ジョージタウンで開催された国際シンポジウムに参加し、IRCIの取り組みについて発表を行いました (2024年3月1日~3月5日)

2024年3月1日から3月5日にかけてマレーシア・ペナン州ジョージタウンで開催された国際シンポジウム「We Are Site Managers」に参加し、ユネスコのカテゴリー2センターとしてのIRCIの取り組みについて発表を行いました。

本シンポジウムは、マレーシア・ジョージタウン世界遺産事務所(GTWHI)が主催し、世界37か国から総勢約160名が参加しました。シンポジウム全体を通して、主に世界遺産のマネジメントに携わる各国の専門家や実務者たちが、世界遺産の管理に必要な経験、問題解決、資源について議論を交わしました。また、世界中の専門家や実務家のネットワーク、知識、交流、協力を育む機会となりました。

IRCIは、「遺産管理に必要な無形文化遺産の視点—IRCIの取り組みの紹介」と題して発表を行いました。世界遺産のマネジメントには遺産に関連する様々な無形文化遺産の実践に注目する視点もまた有効であることを、IRCIが現在展開する「無形文化遺産の持続可能な開発への貢献に関する研究—持続可能なまちづくりと無形文化遺産」事業におけるアジア太平洋地域の有形・無形文化遺産の相互作用に着目した調査活動の事例を踏まえ強調しました。世界遺産を管理する専門家や実務家の実際の取り組みと彼らが抱える課題について理解を深めるとともに、有形の文化遺産についての議論が趨勢を占めた中で、無形文化遺産研究に特化したIRCIの役割と意義についてアピールすることができました。

本シンポジウムの成果として、世界遺産を管理する専門家や実務家の役割と機能について提言したジョージタウン宣言が採択されました。同宣言の内容はGTWHIのウェブサイトから御覧いただけます。

  • We Are Site Managers国際シンポジウムの参加者 (Photo ©GTWHI)

  • IRCIが参加したセッションでの議論の様子 (Photo ©GTWHI)

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