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2023年3月29日

アジア太平洋地域における無形文化遺産保護のためのオンラインセミナー(第2回、第3回)を開催しました(3月17日 、23日)

昨年12月にスタートしたアジア太平洋地域における無形文化遺産保護のためのオンラインセミナーシリーズの第2回(3月17日)、第3回(3月23日)を開催しました。

第2回セミナーでは、クリス・バラード氏(オーストラリア国立大学)が、気候変動への適応において伝統的知識のような無形文化遺産が果たす役割について報告し、コメンテーターの高倉浩樹氏(東北大学)との議論では、東日本大震災後の事例も踏まえ、自然災害等の課題全般に無形文化遺産がどう関わるかについても意見が交わされました。

第3回セミナーでは、2003年採択のユネスコ無形文化遺産保護条約のもとで取り組まれてきた「グッドプラクティス」をテーマに、事例報告とパネルディスカッションを行いました。グルナラ・アイトパエヴァ氏とチョルポナイ・ウスバリエヴァ=グリッシュク氏(キルギス、アイギネ文化研究センター)、レニー・タラヴェラ氏(フィリピン国家文化芸術委員会)、パトリック・マウンドゥ氏(ケニア国立博物館)がそれぞれの取り組みにおける経験や課題を報告し、リトゥ・セティ氏(インド、クラフト・リバイバル・トラスト)の進行による総合討論では一般参加者も交え、無形文化遺産を将来世代に継承していくための様々な取り組みについて話し合いました。

セミナーの記録映像の公開は、本ウェブサイトおよび研究フォーラムのFacebookグループでお知らせします。

オンラインセミナーシリーズは、2023年度も継続する予定です。詳細は追って本ウェブサイト、Facebookグループ等でお知らせします。引き続き、みなさまのご参加をお待ちしています。

本セミナーや今後のセミナー企画に関するご質問やご提案は、IRCI事務局(irci@nich.go.jp)までお寄せください。

  • 第2回セミナーの様子(3月17日)

  • 第3回セミナーでのパネルディスカッション(3月23日)

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