イベント
2024年9月10日
国際シンポジウム「無形文化遺産と持続可能なまちづくり—アジア太平洋地域における文化遺産の統合的保護の視点」(2024年10月11日)開催のお知らせ
「無形文化遺産の持続可能な開発への貢献に関する調査研究—持続可能なまちづくりと無形文化遺産(2022—2024年度)」事業では、2024年10月11日に、事業の成果を発信するため、国際シンポジウム「無形文化遺産と持続可能なまちづくり—アジア太平洋地域における文化遺産の統合的保護の視点」を開催します。
本シンポジウムでは、文化・自然遺産の保護を強化することで持続可能なまちづくり・地域づくりの実現をうたうSDGターゲット11.4における無形文化遺産の重要性について、地域の遺産保護やマネジメントに無形文化遺産が貢献しているアジア太平洋各地の事例を共有しながら考えます。文化的・歴史的景観を構成する様々な「無形」の要素に着目し、有形と無形の文化遺産の相互作用や相乗効果、地域コミュニティ中心の文化遺産の統合的保護の在り方について議論を深めます。
日 時: 2024年10月11日(金) 10:00-16:30(開場 9:30)
会 場: 同志社大学室町キャンパス寒梅館 会議室地下A
(〒602-0023 京都市上京区烏丸通上立売下ル御所八幡町103)
アクセス: 京都市営地下鉄今出川駅1番出口より北へ徒歩1分
言 語: 英語(日本語同時通訳付き)
申込方法: 申し込みフォームからお申し込みください。(参加無料、先着40名)
申込期限:2024年10月7日(月)
*本シンポジウムは実地開催のみでオンライン配信はありません。
ただし、後日、シンポジウムの記録映像はIRCI YouTubeチャンネルにて期間限定で公開します。
こちらから発表要旨(英語)を御覧いただけます。
お問合せ先:アジア太平洋無形文化遺産研究センター(IRCI)事務局
TEL:072-275-8050
FAX:072-275-8151
E-mail: irci@nich.go.jp
プログラム:
時 間 | 内 容 |
9:30–10:00 | 受 付 |
10:00–10:10 | 開会の挨拶 町田大輔(アジア太平洋無形文化遺産研究センター所長) ユネスコ東アジア地域事務所(ビデオメッセージ) |
10:10–10:20 | 趣旨説明 辻貴志(アジア太平洋無形文化遺産研究センター) |
基調講演 | |
10:20–11:10 | 生きている遺産と世界遺産 Ananya BHATTACHARYA (Contact Base, India) |
11:10–12:00 | 宇治茶の文化的景観の価値評価と保存—変化を許容する景観の保全はいかに可能か? 清水重敦(京都工芸繊維大学) |
12:00–13:15 | 昼食休憩 |
アジア太平洋地域の事例報告 | |
13:15–13:40 |
クラベイ・リエルにおける持続可能なコミュニティに貢献する伝統工芸—アンコール世界遺産のコミュニティ開発、無形文化遺産の保護と継承に向けて IM Sokrithy (APSARA National Authority, Cambodia) |
13:40–14:05 | マーシャル諸島の伝統的カヌー—今日の持続可能な海上移動 Alson KELEN (Waan Aelõñ in Majel, Marshall Islands) 長岡拓也(パシフィカ・ルネサンス) |
14:05–14:30 | 建築遺産と無形文化遺産保護の絡まり合い—ジョージタウン・ヘリテージ・セレブレーションの事例 ANG Ming Chee, TING Siew Jing (George Town World Cultural Heritage Incorporated, Malaysia) |
14:30–14:55 | キルギスにおける文化的景観保護のための地域コミュニティの戦略 Jyldyz DOOLBEKOVA (Taalim–Forum Public Foundation, Kyrgyzstan) |
14:55–15:10 | 休 憩 |
15:10–16:25 | 討 論 モデレーター: 石村智 (東京文化財研究所)、野嶋洋子 (アジア太平洋無形文化遺産研究センター) 事例報告発表に基づき、討論では、SDG11.4へのICHの貢献に関する問題、すなわち、有形遺産と無形遺産の相互作用、統合的な遺産保護へのアプローチ、コミュニティの役割などを扱う |
16:25–16:30 | 閉会の挨拶 町田大輔(アジア太平洋無形文化遺産研究センター所長) |