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2019年11月6日

SDGs ハノイの学校視察とワークショップ 

IRCIでは、「無形文化遺産(ICH)SDGsへの貢献」事業において、ICHを教育に生かす試みの一つとして、2018年度、ベトナムの中学校向けの教材作成手順書(ガイドラインを作成しました。

今回、このガイドラインがどう実際の教育現場で生かされているのかを検証するため、10月24日~25日、ベトナムを訪問し、ハノイの民族学博物館(VME)と教育科学研究所(VNIES)の協力のもと、学校視察とワークショップを行いました。

1日目は、ハノイにある中学校2校を訪問し、ICH(綱引きの遊びと儀礼、ホアン・キエム湖の伝説、カーチュー(伝統芸能))の要素を、それぞれ道徳、文学、生物の教科に取り入れたユニークな授業を視察しました。

2日目は、IRCI、専門家、VMEとVNIESのメンバー、現地の中学校の先生方を交えたワークシップを行い、教材作成手順書の有効性や問題点などについて話し合いました。今後IRCIは、これらの意見を踏まえ、さらにガイドラインを改良していく予定です。

  • 「綱引きの遊びと儀礼」を題材にした授業(トゥック・ギエン中学校)

  • 「ホアン・キエム湖の伝説」を題材にした授業 (イエン・ホワ中学校)

  • ワークショップの参加者 (画面中央 IRCI岩本所長、右が東京都市大学 佐藤教授、左がIRCI佐々木アソシエイトフェロ―)

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