イベント
2022年12月23日
SDGs事業 第1回国際シンポジウム(2023年2月1日)開催のお知らせ
アジア太平洋無形文化遺産研究センター(IRCI)では、「無形文化遺産の持続可能な開発への貢献に関する調査研究-持続可能なまちづくりと無形文化遺産」事業の一環として、2023年2月1日(水)に第1回国際シンポジウムをウェビナーにて公開いたします。皆様のご参加をお待ちしております。
1.趣旨:
持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs)は、2015年に国連で採択された持続可能な開発のための17の目標と169のターゲットです。アジア太平洋無形文化遺産研究センター(IRCI)では、2018年度から、目標4 (質の高い教育をみんなに) と目標11 (住み続けられるまちづくりを) に焦点をあて、無形文化遺産がこれらの目標達成にいかに貢献するか調査研究を実施してきました。2022年度からは、ターゲット11.4 (世界の文化遺産及び自然遺産の保護・保全の努力を強化する) に焦点を当て、「無形文化遺産の持続可能な開発への貢献に関する調査研究-持続可能なまちづくりと無形文化遺産」事業を実施しています。世界遺産を含め、歴史的・文化的な景観を有する地域や街に注目し、その景観を維持・管理し、持続可能な開発に活用していく上での無形文化遺産の役割と可能性について調査研究を行います。本シンポジウムでは、アジア太平洋各地から研究者を招き、様々な事例を共有しながら、持続可能なまちづくりを実現するため無形文化遺産が果たす役割について議論します。また今後事業を展開していくなかで考慮すべき様々な課題や可能性を探ります。
2.開催日時:2023年2月1日(水)10:30~16:45 (日本時間)
3.開催方法:オンライン(ウェビナー) ※事前登録要・参加費無料
参加申込みはこちら
4.言語:英語および日本語 (日英同時通訳有り)
5.プログラム (暫定) 1月11日現在:
時間 |
内容 |
10:30 |
開 会 |
10:30 – 10:45 |
開会挨拶 |
10:45 – 11:30 |
基調講演 |
11:30 – 11:40 |
Q & A |
セッション1: IRCI事業「持続可能なまちづくりと無形文化遺産」の取り組み |
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11:40 – 11:50 |
開催の趣旨説明 |
11:50 – 12:10 |
カンボジア:無形文化遺産のSDGsへの貢献–アンコールプロジェクト:伝統工芸とくらし |
12:10 – 12:30 |
フィジー:伝統的竹籠作りに不可欠な資源管理と伝統的集落景観の維持 |
12:30 – 13:30 |
昼 食 |
13:30 – 13:50 |
マレーシア:建築遺産保護と無形文化遺産保護との関係:ジョージタウンでの事例研究 |
セッション2: アジア太平洋各地の事例報告 |
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13:50 – 14:10 |
バヌアツ:世界遺産、首長ロイ・マタの領地のコミュニティ中心の保護・管理 |
14:10 – 14:30 |
タジキスタン:文化・自然遺産に関連する無形文化遺産の研究 |
14:30 – 14:50 |
ネパール:「ネワールの伝統工芸と職人の居住文化」にみる歴史都市の持続性に対する無形文化遺産の役割 |
14:50 – 15:10 |
フィリピン:世界遺産コルディリラ棚田における米づくりと儀式 |
15:10 – 15:30 |
日本:無形遺産と文化インフラとしての景観・環境との相関 ~日本・アイヌ民族が進めるIWOR構想の場合~ |
15:30 – 15:40 |
休 憩 |
15:40 – 16:40 |
総合討論 |
16:40 – 16:45 |
閉会挨拶 |
16:45 |
閉 会 |
6.申込方法:参加ご希望の方は、下記のリンクより事前登録をお願いします。
https://irci.webex.com/weblink/register/r610257dc2c2726e8d6763c92aa9afe0e
登録終了後、URLリンク、アクセスコード、パスワードが送付されます。
登録締切り:2023年1月30日(月)
お問合せ先:アジア太平洋無形文化遺産研究センター 事務局
Tel: 072-275-8050
Fax: 072-275-8151
E-mail: irci@nich.go.jp