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2018年10月29日

2018年12月7日~9日 アジア太平洋の無形文化遺産と自然災害に関する地域ワークショップ 開催のお知らせ

IRCIは、2018年12月7日(金)~12月9日(日)の3日間、仙台国際センター及び宮城県女川町にて、東京文化財研究所との共催、東北大学東北アジア研究センターの協力により、アジア太平洋の無形文化遺産と自然災害に関する地域ワークショップを下記のとおり開催いたします。

 

1 趣旨

近年、国内的にも国際的にも文化遺産防災への関心が高まっています。しかし国際的な関心の多くは有形の文化遺産に集中しており、無形文化遺産への影響についてはあまり議論が進んでいません。IRCIでは2016‐2017年度にかけて、アジア太平洋地域の無形文化遺産と自然災害に関する基礎的調査を実施し、(1)自然災害による無形文化遺産への被害や影響の実態、(2)地域の防災・減災に役立つ無形文化遺産の2点に焦点をあて、現地研究者・機関と連携して情報収集を進めました。本ワークショップでは、過去2年間の活動成果を踏まえ、災害が頻発するアジア太平洋諸国や日本の具体的事例をもとに議論を深め、自然災害から無形文化遺産を保護するための方法や、復興過程における無形文化遺産の役割、無形文化遺産を活用した災害リスクマネジメントの可能性について、アジア太平洋各国からの参加者等とともに考えます。また、防災領域との対話も試みつつ、災害に焦点をあてた無形文化遺産研究や保護活動の促進を目指します。

 

2 開催日時

12月7日(金)10時00分~17時00分

12月8日(土)11時00分~15時30分(女川町)

12月9日(日)10時00分~17時00分

 

3 開催場所

仙台国際センター(〒980-0856仙台市青葉区青葉山 http://www.aobayama.jp/access/)

7日:会議棟3階小会議室8、 8日:女川町エクスカーション、 9日:会議棟3階中会議室白橿1

 

4 プログラムスケジュール(予定)

 

12月7日(金) ワークショップセッション (会場:仙台国際センター会議棟3階小会議室8)

9:00-10:00

参加登録・受付

10:00-10:15

開会挨拶

岩本渉 アジア太平洋無形文化遺産研究センター所長

山梨絵美子 東京文化財研究所所長事務代理

Himalchuli Gurung ユネスコ北京事務所文化プログラムスペシャリスト

10:15-10:30

趣旨説明

10:30-12:00

アジア太平洋セッション(1) 自然災害と無形文化遺産の継承

Soledad N. Dalisay (フィリピン大学ディリマン校)

Mya Mya Khin (ヤンゴン大学)

Phan Phuong Anh (ベトナム国立大学)

12:00-13:00

昼食

13:00-15:00

アジア太平洋セッション(2) 被災経験から学ぶ無形文化遺産保護の課題と在来知の可能性

Richard Shing (バヌアツ文化センター)

Fadjar I. Thufail (インドネシア科学院地域資源研究センター)

Jayaram Shrestha/Yamuna Maharjan (ネパール国立博物館)

Melaia Tikoitoga (イタウケイ言語文化研究所、フィジー)

15:00-15:15

休憩

15:15-16:55

(17:00終了)

アジア太平洋セッション(3) 無形文化遺産と災害リスクマネジメントの更なる対話にむけて

Abner O. Lawangen (タブレイ防災事務所、フィリピン/ポーツマス大学)

Md. Amanullah Bin Mahmood (元FAOダッカ事務所)

Vu Canh Toan (ISETベトナム事務所)

17:30-19:30

レセプション (会場:仙台国際センター展示棟会議室4)

 

 

12月8日(土) エクスカーション:女川町竹浦地区の祭礼復興事例

 9:00-

仙台発

11:00-12:00

女川町庁舎研修室にて講話

三陸沿岸の民俗文化(東北歴史博物館 小谷竜介)

女川の獅子振りの復興(女川町獅子振り復興協議会事務局 平塚英一)

12:00-13:00

昼食

13:30-15:30

竹浦集会所にて講話・獅子振り視察

竹浦の被災と獅子振りの復興(竹浦地区長 鈴木成夫・竹浦獅子振り保存会会長 阿部貞)

獅子振り実演

 

 

12月9日(日) ワークショップセッション (会場:仙台国際センター会議棟3階白橿1)

9:00-10:00

参加登録・受付

10:00-12:00

 

特別セッション:日本における災害後の無形文化遺産復興の取り組み

一柳智子(郡山女子大学)

川島秀一(東北大学災害科学国際研究所)

小谷竜介(東北歴史博物館)

久保田裕道(東京文化財研究所)

高倉浩樹(東北大学東北アジア研究センター)

12:00-13:00

昼食

13:00-13:30

報告:ラテンアメリカの無形文化遺産と災害(仮題)

Adriana Molano/Lucas Roque Dos Santos (ラテンアメリカ無形文化遺産センター)

13:30-15:20

全体討論(1) ワークショップのまとめ・コメント

Jean-Christophe Gaillard (オークランド大学)

Meredith Wilson (ステップワイスヘリテージアンドツーリズム、オーストラリア)

15:20-15:40

休憩

15:40-16:50

全体討論(2) 無形文化遺産を災害から護り防災に活用するための提言

16:50-17:00

閉会挨拶

高倉浩樹 東北大学東北アジア研究センター長

岩本渉 アジア太平洋無形文化遺産研究センター所長

 

5 言語

英語・日本語(同時通訳あり)

 

6 申込み方法

ワークショップは非公開ですが、事前申し込みにより、オブザーバーとしてご参加いただけます。

参加希望者は、下記参加申込書をご覧の上、フォームに必要事項を記載してIRCI宛にメール(irci@irci.jp)またはファックス(072-275-8151)にてお送りください。

※7日および8日については、参加可能な人数に制限があります。詳しくは参加申込書をご覧ください。

  • ※画像をクリックすると開催要項及び申込書がダウンロードできます。

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