研究情報の収集と公開
無形文化遺産保護のための持続的研究情報収集: 中央アジアと小島嶼開発途上国(SIDS)を中心に (2022~2025年度*)
無形文化遺産とその保護に関する研究情報は、無形文化遺産保護の現状と課題を把握するうえで不可欠です。IRCIでは2013年度より、アジア太平洋地域を対象として研究情報を収集し、より広く活用してもらうために、IRCI研究データベース上で公開しており、2019年度からは「アジア太平洋地域における無形文化遺産保護のための持続的研究情報収集」として東南アジアを中心に、7か国において無形文化遺産に関する研究情報を収集しました。
2022年度からは、これまで研究の現状について十分に把握できていない国が多い中央アジア及び小島嶼開発途上国に焦点を当て、情報収集を実施します。中央アジアにおいては、各国のパートナー機関が自国の複数の研究機関と連携して情報を収集します。小島嶼開発途上国については、初年度に専門家や島嶼国の協力機関と相談しながら地域の現状に見合った情報収集の手法を開発し、2年目以降に情報収集を進める方針です。本事業により、各国における無形文化遺産保護に関連する研究動向の把握が進み、国内や地域内で無形文化遺産及びその保護に関する情報共有や議論が活性化することが見込まれます。
*本事業期間は2024年度までの3年間でしたが、SIDS連携機関が収集目標を達成できるよう、2025年度まで延長しました。
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