組織

所長挨拶

無形文化遺産(口承表現、芸能、祭礼等)は、生きている遺産です。時代によって変化しつつも、世代から世代へ引き継がれ、連帯、革新、創造の源である文化の多様性にもつながります。現代は、多様性の維持と持続可能な開発の実現という課題に直面しています。多様性について、フランスの文化人類学者・クロード・レヴィ=ストロース教授は、その著書「人種と歴史」の中で「人類の生活は、画一的な単元的体制下で発展するのではなく、さまざまな社会や文明の驚くほどの多様性をもって発展する…」と表現しています。また、持続可能な開発については、1987年のブルントラント・レポート「われら共通の未来」によると、「将来の世代が自らのニーズを満たす能力を損なうことなく、今日の世代のニーズを満たすこと」と定義されています。こうした現代的意味において、無形文化遺産の保護の重要性は高まるばかりです。

特に、全世界の約3分の2の人口を占めるアジア太平洋地域は、無形文化遺産の宝庫です。しかし、その多くが社会の変容、高齢化、災害、紛争等により、消滅の危機に瀕しています。アジア太平洋地域における無形文化遺産の保護は、緊急の課題であり、国境を越えた協力が必要不可欠です。

IRCIでは、アジア太平洋地域における関連機関の研究に関する中核的な存在として、無形文化遺産に関する多岐にわたるプロジェクトを実施してきました。世界に先駆けて無形文化遺産の保護に取り組んできた日本に位置する特性を生かし、多様な主体との連携のもと、調査研究を推進することを通して、無形文化遺産保護の促進・活性化につとめてまいります。

岩本 渉

スタッフ

所長
岩本 渉
副所長
大貫 美佐子
総務部
係長
林 洋平
アソシエイトフェロー
加藤 智子
研究部
室長
大貫 美佐子
アソシエイトフェロー
児玉 茂昭
アソシエイトフェロー
坂本 翼
アソシエイトフェロー
野嶋 洋子
アソシエイトフェロー
長谷川 悟郎
アソシエイトフェロー
古川 幸恵
連携研究員

石村 智

(東京文化財研究所)

名誉顧問

松浦 晃一郎
前ユネスコ事務局長

2017年10月1日より、IRCIの名誉顧問にご就任いただいております。

松浦氏には、ユネスコ事務局長をはじめとした豊富な経験と知識を基に、IRCIの運営に関する支援及び助言を行っていただくこととしております。

運営理事会

運営理事会は、ユネスコ代表を含む10名の国内外の専門家及び専門機関の代表で構成され、中長期計画、事業計画及び事業報告等のIRCIの活動全体について審議、承認しています。

第六回IRCI運営理事会(2017年12月)

運営理事会理事名
松村 恵司
独立行政法人国立文化財機構理事長
Himalchuli GURUNG
ユネスコ北京事務所 文化プログラムスペシャリスト
宮田 亮平
文化庁長官
川端 和明
日本ユネスコ国内委員会事務総長
Jin ZHAO
中華人民共和国文化部対外文化連絡局国際処副処長
Kwon-Soon HWANG
大韓民国文化財庁文化財活用局世界遺産チーム長
Olympia Esel MOREI
パラオ共和国ベラウ国立博物館館長
河野 俊行
九州大学大学院教授
吉田 憲司
国立民族学博物館館長
竹山 修身
堺市長

助言組織

助言組織は無形文化遺産の分野を熟知している専門家で構成され、中長期計画や事業計画の企画や実施にあたってIRCI所長に対し専門的な見地から具体的なアドバイスを行っています。また、IRCIが運営理事会に提出する報告について運営理事会に助言を行っています。

助言組織構成員名
愛川フォール 紀子
元ユネスコ無形文化遺産課長
寺田 吉孝
国立民族学博物館教授
Adi Meretui Tuvou RATUNABUABUA
文化遺産コンサルタント、フィジー
Ritu SETHI
クラフト・リバイバル・トラスト代表、インド
Ahmed SKOUNTI
モロッコ国立考古遺産研究所教授

 

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