「アジア太平洋地域の無形文化遺産保護と災害リスクマネジメントに関する予備調査」事業ワーキンググループ国際会合の開催

IRCIは2017年1月30日、東京国立博物館にて「アジア太平洋地域の無形文化遺産保護と災害リスクマネジメントに関する予備調査」事業のワーキンググループ国際会合を開催しました。

今年度、IRCIでは今後の事業活動や多様なアプローチの可能性を探ることを目的に、災害研究に関連する領域の専門家を招き、ワーキンググループ会合を開催してきました。本会合はその第3回の会合として企画されました。今年度の活動をまとめ、アジア太平洋という広い視点から意見交換を行うことを視野に、今回は、アジア太平洋地域から文化、遺産、災害リスクマネジメント領域で活動する研究者を招いての開催としました。本事業で連携している東京文化財研究所からも多数の参加がありました。

会合は二部で構成され、午前中には、一連の会合では初めて災害リスクマネジメント領域の専門家であるラジブ・ショウ氏(Executive Director, Integrated Research on Disaster Risk)を話題提供者として招き、「Science Technology and Disaster Risk Reduction: The Missing Link」のタイトルで、アジア各地での経験を踏まえた講演が行われました。午後には、バングラデシュ、フィリピン、フィジー、バヌアツの現状や事例研究について、アジア太平洋地域からの参加者により報告があり、議論が行われました。本会合は、アジア太平洋地域の研究者が集まり、自然災害の文脈での無形文化遺産という共通の課題について議論する格好の機会となりました。翌日には、ワーキンググループ会合で共有された様々な情報や意見を踏まえ、IRCIとアジア太平洋地域からの参加者との間でフォローアップの会合を行い、今後の事業活動について議論しました。

問い合わせ先:野嶋洋子

アジアの減災の取組みや在来知の利用について講演するラジブ・ショウ氏

 

ワーキンググループ国際会合参加者

アジア太平洋地域の研究者等との意見交換の様子(1月31日、東京)